薬物

フェニバット(Phenibut)という抗不安サプリメントについて

フェニバット(Phenibut)は抗不安効果を持つとされるGABAに類似した物質で、GABA受容体アゴニストとして作用する。と自分で書いていて訳がわからないが、要するに脳の関門を通りやすく改良されたGABAであり、ベンゾジアゼピンなどの遠い親戚だと思っていいだ…

シェイク・マリファナ・シェイク

起きてください、大丈夫ですか?あなたはどこから来たのですか? 2017年5月某日、雨季を目前に控えたラオス山間部の小さな町###。町をゆくのはヒッピーの面影を残す欧米人バックパッカー達、セルフィースティックとブランド服で身を固めた韓国人旅行者達。一…

ロヒプノール断薬実験1週間目 やっぱり眠れないのはつらい

最近特にすることもないので、1週間ほど前からロヒプノールの服用をやめる実験を始めた。僕はかれこれ4年ほど、就寝前に1mgのロヒプノールをほとんど欠かさずに飲み続けてきた。それを一気に断薬したらどうなるのかを試してみたかったのだ。 入眠時の不具合 …

コーラックには気をつけろ

ブロンをやっていると困った副作用が現れることがある。便秘はブロンの副作用の中でもポピュラーなもので、困っている人も多いだろう。何故ブロンで便秘になるのか、それはコデインの影響が大きい。コデインは消化器官の働きを弱めるからだ。ブロンを服用し…

インスタント昏睡体験 アルコールとベンゾジアゼピン

最初に断っておくが、アルコールとベンゾジアゼピンを併用するのは危険である。どちらかの副作用が強く出過ぎたり、酔っ払い過ぎたりして、他人に迷惑をかけることになる。今回は僕が過去、アルコールとベンゾジアゼピンを併用して一時的な昏睡状態に陥った…

今はなき脱法ハーブとバッドトリップの思い出

合法ドラッグというものが流行った時代が十年ほど前にあったという。僕はその頃まだ幼かったのでその実情をほとんど知らない。初めて合法ドラッグというものの存在を知ったのは滝本竜彦の小説「NHKにようこそ」だった。当時中学生だった僕はこの小説に何故だ…

DXMというサイケデリックス コンタックST

サイケデリックス(幻覚剤)とひとくちに言っても、実に様々な種類がある、60年代フラワームーブメントやサイケデリック・ロックなどカウンターカルチャーの火付け役となったLSDはサイケデリックスの代表格である。その他にも、南米のシャーマンが儀式の際に…

"Sizzurp"という海外で流行しているコデインカクテルについて

先日はブロンについて少し書いた。ブロンは日本で流行している咳止め薬だが、海外でも咳止めシロップをレクリエーション目的で使用するのはごく当たり前の事のようだ。今回は海外のヒップホップシーンなどでよく耳にする"Sizzurp"について書きたいと思う。 S…

ブロンという咳止め薬について

中島らもはかつてブロンについてこう書いた、「この咳止めシロップの人を縛る力は、酒や煙草の比ではない」(中島らも『アマニタ・パンセリナ』集英社文庫,1999)と。中島らもはシロップ状のブロンを愛用していたようだが、2016年現在、乱用目的でブロンを買…

Nirvana "Lithium"と双極性障害(躁うつ病)

ニルヴァーナというバンドがいた、もはや説明は不要だが、90年代オルタナティブロックシーンのまさに象徴ともいえるバンドだ。フロントマンのカート・コバーン、ベースのクリス・ノヴォセリック、ドラムのデイヴ・グロール、この三人の鳴らす攻撃的でしかし…

懐かしのロヒスニ

ロヒプノールという睡眠薬があった、というか今でもあるんだけど。つい最近(2015年の秋ごろ?)錠剤の仕様が変更された。(上記画像参照) これまでは白色の錠剤で無味無臭、飲み物にも比較的よく溶けた。わりと強い睡眠作用があり、アルコールとの併用で健…