2018-08-30 どろぼう 創作 ある晴れた日の昼下がり 君は突然姿を見せた やあこんにちは 私はどろぼう にっこり笑いそう言った 疑う余地もないほどに 君は確かなどろぼうだった するりと僕の 鍵を開けると 全てを奪い去っていった ねえあのときのどろぼうさん 君は一体どこにいるのか ぽっかり空いた 心の穴は 日に日に大きくなるばかり